独立しないまま、個人事業主になった

前談

ブログを3年近く放置していたとらです。(生きてます)

前回の「広告業界への転職で変わったこと」は、「独立はひとまず考えない」で締めていました。あれから色々あって、結論から言うと個人事業主になりました。

でも、会社員は辞めてません。

すぐ辞めて独立する前提で転職した、あの頃の僕が聞いたらひっくり返ると思います。今日はその話です。

個人事業主になったきっかけ

開業したのは2024年の4月です。最初の仕事は業務委託契約で受けたカメラの仕事でした。
現在はもう一つ自分の事業をしています。

理由はもちろん収入を増やしたかったから。でも、それだけじゃないです。

会社だけに頼らない選択肢を持っておきたかったこと。また、カメラの仕事は本業でも活かせる。そして、家族のことを考えるようになって、この気持ちはかなり強くなりました。

それでも会社を辞めない理由

ここが自分でも一番意外なところです。

会社を辞めない一番の理由は、安定した収入でも福利厚生でもなく、社長に恩があるからです。

未経験の僕を拾ってくれて、入社後もかなり評価してくれました。給料も短期間で上げてもらいました。

「会社は労働者を搾取するもの」と本気で信じていた僕が、恩で会社に残っています。性格的には真逆だと思ってたんですけど。人って変わるもんです。

それに、今の仕事は普通に好きです。会社で身につけたことは自分の仕事にもかなり活きています。

社長には自分から話した

副業のことは、社長に自分から直接伝えました。社長の中では「週末カメラマンをしてる人」くらいの認識だと思います。(だいたい合ってる)

コソコソやるのは性に合わないので、話しておいてよかったです。

今の働き方のリアル

平日は会社員、夜や土日も何かしら仕事をしています。休みらしい休みはあまりないです。

それでも続けているのは、会社員だけでは見えなかった社会の仕組みを知れたり、新しい視野が広がるからだと思います。

商材屋の言葉の答え合わせ

昔の僕が信じていた商材屋の言葉を、実際にやってみた今の僕が答え合わせします。

「会社は労働者を搾取する」

……正直、全部が間違いだとは思ってません。人件費は会社を経営するうえで一番かかる原価(僕の職業的にその感覚が強いのであえてこの言葉を使います)
だから、そこをできるだけ抑えたりする会社もありますし、その結果、利益が残る仕組みなのは事実です。
ただ、会社は従業員を雇い続けるために莫大なコストがかかります。
ひと言で「搾取」という言葉で片付けるのは暴論だというのが僕の結論です。
その代わりに安定や経験や評価をもらっていて、僕の場合は取られているものより、もらっているもののほうが大きいです。

「個人で稼げば100%自分の懐に入る」

これは嘘でもあり本当でもあります。業種によりなんとも言えないからです。
カメラの副業は手元にまあまあ残りますが、(こっちは業務委託の副業)
自分でやっている事業の場合は税金と経費で、思ったより手元に残りません。開業して最初に食らった洗礼がこれでした。

結局、会社員と個人事業主のどっちが正解かではなく、両方やってみたら両方のいいところと悪いところが見えた、というのが今の答えです。
ただ、利益率の高い仕事を突き詰めていくのは自由です。それが本当にやりたい仕事なのかは疑問が残りますし、事業をやっていて、無駄なコストを削ぎ落とすのは大事ですが、なんでもかんでもカットしたら最終的に大事なものはなにも残らないというのが僕の出した答えです。絶対に削ってはならない部分があります。
残らない部分の話の一例で言うと、仕事は人と人との繋がりなので最終的に周りに人がいなくなります。またお客様にも最終的には気付かれて衰退の一途を辿ると思います。

あとがき

将来、会社を辞めて完全に独立する可能性はあります。でも、それは「会社が嫌だから」ではなく、選択肢のひとつとして。3年前とはそこが一番違います。

このブログは「いつか自分の子どもに読んでほしい」と思って始めました。次の記事では、そのことについて書こうと思います。

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